昨日の『阿賀野の目安箱』についてですが、時間に追われて解説するつもりだったことが抜けていたので補足します。
まーいいや、と言う方は読み飛ばして頂ければと思います。
漣語がよくわからなくて、うまく書けているかどうかわかりませんが、漣のウザさ(褒め言葉)が出ていればいいなと思います。
『大和農園』と『武蔵農園』は元ネタがあります。
それでは、艦これ公式4コマ第5巻111ページを開いて、そこからちょっと読んで行ってください(丸投げ!)
……丸投げはよくないので、ちょっと説明します。
大和と武蔵がトラック泊地にいた時、生鮮食品が手に入りにくかったようです。
そのため、乗組員が陸地で畑を作っていたことから、それらを『大和農園』や『武蔵農園』と呼んでいたとか。
このネタを思い出したので、思いつきの行き当たりばったりで投入したのが昨日の目安箱になります。
こんな感じで、補足終わります。

阿賀野
「提督さん!」
うさ擬提督
「おお、阿賀野! 忙しそうにしていたね。何か用かい?」
阿賀野
「『軽巡洋艦の会』を作るのにいろいろ伝達していてね。みんなで集まる場所を確保したり、軽巡たちに周知させたり。でも、それは今はいいの! 目安箱に投書があったから持ってきたわよ」
うさ擬提督
「思った以上に前向きに『軽巡洋艦の会』が形成されていっている」
阿賀野
「今回も複数の投書があったわ。目を通して、順番にしてみたから読んでみて」
うさ擬提督
「順番があるのか? と言うか、ちょっと思っていたんだけど、わざわざ投書する必要のないこともあるような気がするのだが」
阿賀野
「提督さんだって忙しくて不在な時があるでしょう。それに直接言いにくいことも、手紙に書いたりすると伝えやすかったりするじゃない。だーかーらー、必要なのよ!」
うさ擬提督
「そうですか」
阿賀野
「そうよー」
うさ擬提督
「納得していいのかどうか。とりあえず、読んでいこう。『提督、なかなか面白い試みをしているようね。折角なので私も利用させて頂きます。そうは言っても、突然なので何を書いたらよいものかしら。もう少し考えてから、相談事を書こうと思います。では。 加賀』――え? おしまい?」
阿賀野
「一通目はそれでおしまいよ」
うさ擬提督
「ただの手紙じゃないかー! 加賀よ、本気なのか、呆けているのか、どちらかわからないぞ!」
阿賀野
「次を読んでみて」
うさ擬提督
「出だしからツッコミが必要な手紙が来るとは思わなかった。えっと、『相談事を考えてみたのだけれど、ひとつ思い出しました。最近、誰かに見られているような気がしています。何か用なのかと思って誰何しようとしても、逃げてしまいます。ようやくこの間、後ろ姿を目撃できました。お団子頭の軽巡洋艦でしたね。問い質そうとしても、逃げられるばかりで埒があきません。可能なら真相を突き止めてもらいたいのだけれど、いかがかしら? 加賀』――お団子頭の軽巡洋艦……那珂か」
阿賀野
「もう、那珂ったら何やってるのかしら?」
うさ擬提督
「仕方がない。那珂を呼んでくれ。直接聞くとしよう」
――那珂を呼び出し中――
那珂
「那珂ちゃん、参上! 提督、お仕事ですかー!?」
うさ擬提督
「那珂よ。お前のやっていることはすでにわかっている。白状しなさい」
那珂
「どきっ!? もしかして、勝手にミニライブをしようとしていたことがばれちゃった!? 提督ぅ、今回だけは見逃してぇ!」
うさ擬提督
「ライブするなら、ちゃんと申請してからって言ってあるでしょ! ……じゃなくて、最近、加賀に付きまとっているようだね?」
那珂
「なぁんだ、そのこと?」
うさ擬提督
「加賀が困っているようだよ」
那珂
「那珂ちゃんとしては敵情視察も重要かなって。アイドルにライバルはつきもの! 壮絶なアイドル戦争を生き残るには敵を知ることも大事なんだよ!」
うさ擬提督
「アイドル戦争って……まぁ、いいや。つまり、加賀を付け回していたのは、勝手にライバル視した故の行動だったと?」
那珂
「シンプルに言うとそうゆーこと!」
うさ擬提督
「ちなみに何で加賀がライバルなんだい?」
那珂
「提督、知らないのー!? 『加賀岬』だよ、『加賀岬』! 認めたくないけど、認めてこそ成長できる。あれの登場で那珂ちゃんの盤石なアイドルとしての地位が揺らいでしまったんだよ! これは対策を立てねばと、敵情視察を敢行しましたっ!」
うさ擬提督
「なるほど、なるほど……って納得できるかー!」
那珂
「きゃあ、顔はやめてー!」
うさ擬提督
「何もしていないのに、言いがかりはやめなさい!」
阿賀野
「まぁまぁ、提督さん、落ち着いて。那珂、もう加賀のことを付け回したら駄目よ。那珂はそのままで十分アイドルとして輝いているんだから。自信持ちなさい!」
那珂
「阿賀野ちゃん! うん……そう、そうだね! 阿賀野ちゃんの言う通りだ。那珂ちゃんの今までのアイドル人生で培ってきたこと、そしてファンのみんなを信じなきゃ駄目だよね!」
阿賀野
「そうよ!」
那珂
「うん、那珂ちゃん頑張るよ! ありがとう、阿賀野ちゃん」
うさ擬提督
「お取り込み中、申し訳ないのだが、問題解決ということで次に行こう、次」
那珂
「那珂ちゃん、ミラクルパワーアーップ! ああ、今なら何でもできる気がする!」
うさ擬提督
「わかった! わかったから、後で聞くから、とりあえず先に進ませて! えー、こほん、『もうひとつ相談事を思いつきました』――ってまた加賀かい!」
阿賀野
「提督さん、大事な投書を投げつけないでちょうだい!」
うさ擬提督
「阿賀野が順番にしてみたって言っていたのは、加賀の投書を並べたってことか。なになに、『もうひとり、私のことを見ている子がいます。萩風なのだけれど、何か用かと問い質そうとしたら、こちらも逃げてしまいます。ずっと見られているのは流石に気になるので、できれば理由を知りたいと思うの。よろしくお願いするわ。 加賀』」
阿賀野
「萩風はどうして加賀を見ているのかしらね?」
那珂
「那珂ちゃんと一緒でライバルだと思っているんだよ!」
うさ擬提督
「そんな訳あるかっ!」
那珂
「じゃあ、ファンの追っかけだねっ! ……しまった! 四水戦の子が加賀ちゃんのファンになってしまった!? 四水戦の子達によるバックダンスが崩壊してしまう!? やっぱり那珂ちゃんってばピンチ!?」
うさ擬提督
「那珂は置いといて……阿賀野、萩風を呼びだしてくれるかい?」
阿賀野
「了解です!」
――萩風を呼び出し中――
萩風
「あの……萩風、何かしましたか?」
阿賀野
「大丈夫よ。ちょっとお話を聞くだけだから」
うさ擬提督
「単刀直入に聞くよ。最近、加賀を追いかけてるみたいだね。理由を聞いてもいいかな?」
萩風
「あっ! ご、ごめんなさい……その、ちょっと確認したくて」
うさ擬提督
「確認?」
萩風
「はい……加賀さんの髪型を見ていたんです。参考にしたくて」
うさ擬提督
「そう言えば、萩風は加賀と髪型が似ているね」
萩風
「ありがとうございます。加賀さんにはよくして頂いていたので……それで、ちょっと加賀さんの真似をしてみました。でも、うまくできているか心配で、加賀さんの髪型を見て研究をしようと……」
うさ擬提督
「なるほど。那珂の言うファンの追っかけはあながち間違っていなかったと言うことか」
那珂
「那珂ちゃん、正解!? やったね! もしかして、那珂ちゃん、アイドルだけじゃなくてバラエティでも活躍できる可能性が!? どうしよう! クイズ番組とかに呼ばれちゃうかも~」
うさ擬提督
「加賀がなぜ萩風が自分を見ているのか不思議に思っていたようだよ」
萩風
「あ、すみません。加賀さんによくして頂いたのに、私、大事な時に助けられなくて……だから、声をかけてもいいのか迷っちゃったんです」
うさ擬提督
「今言ってたことを話したら、加賀も喜ぶと思うよ。表情には出ないと思うけど」
萩風
「そうでしょうか? 迷惑じゃないかしら?」
阿賀野
「そんなことないわよ! 慕ってもらえるなんて嬉しいことよ。きっと喜ぶわ!」
萩風
「司令、阿賀野さん、ありがとうございます。次に加賀さんに会ったら話してみますね」
うさ擬提督
「ぜひそうしなさい。よーし! 投書ももうないようだし、今回もこれで解決だな。と言うか、投書の差出人がすべて加賀だったんだが」
阿賀野
「お疲れ様、提督さん」
うさ擬提督
「まぁ、いいか。終わって清々しいところ申し訳ないのだが、阿賀野」
阿賀野
「なぁに?」
うさ擬提督
「また、服をこんなところに置いているぞ」
阿賀野
「阿賀野、置いていないわよ。たぶん」
うさ擬提督
「だんだん弱気になって、目をそらすんじゃない」
酒匂
「ぴゃあ、しっつれいしまーす! 司令、私の服、預かってくれてたの! ありがとー」
うさ擬提督
「酒匂! え、これ、酒匂のなの?」
酒匂
「そう。ちょっと前に隣の秘書艦室で着替えて、司令に会いたいなーと思って、それを持ったまま司令の部屋へ来て忘れて行っちゃった。もう、司令がいないのが悪いんだよー」
うさ擬提督
「私のせいなの!?」
阿賀野
「ほらぁ。私の服じゃなかったでしょう」
うさ擬提督
「急に自信たっぷり偉そうになったな、阿賀野」
酒匂
「司令、今、お仕事? それとも、休憩? 休憩中なら酒匂とお話しよう!」
阿賀野
「目安箱の投書も終わったし、阿賀野、『軽巡洋艦一番艦の会』のことを伝達してくるね! 行ってきまぁす」
那珂
「那珂ちゃんも戻ろうっと」
萩風
「萩風も失礼しますね」
うさ擬提督
「……は? え? 『軽巡洋艦一番艦の会』って何、それ!? 『軽巡洋艦の会』ではなく!?」
酒匂
「司令、今日のお夕飯は何にするー?」
うさ擬提督
「酒匂、ちょっと離して。阿賀野! ちょっと待って! 行かないで! せめて詳細を――」
酒匂
「ねぇ、ねぇ、司令ってばぁ」
うさ擬提督
「阿賀野ぉぉぉぉ!」
阿賀野の目安箱、第3回目でした。
ほとんどノリで書いているのですが、大丈夫かなぁ?
一応、漠然としてはいますが、毎回テーマらしきものを決めています。
1回目は『おっかなびっくり、思いつきでとりあえず進めてみようの回』。
2回目は『ちょっとした事件を解き明かしてみようの回』。
3回目は『投書がすべて同じ人からだったよの回』。
こんな感じでした。
今回の内容について、投書は加賀さんからでしたね。
そして、なぜか四水戦にもてもて(?)になってしまいました。
萩風は加賀が沈没した時に乗組員を助けたりしていたようです。なので、優しい萩風なら加賀自身を助けられなかったことを気にしたりしているのかなーと思いながら書きました。
髪型を真似ているとかは、私の勝手な創作なので悪しからず。実際はどうなのかはコニシ先生や運営さんに聞かねばわかりません。
加賀沈没の時に赤城も沈没したわけですが、それも看取っていたようなので、ハーフアップの上側で加賀さんの髪型をそして髪を垂らした下側で赤城の髪型を現わしているとかだったら、なんかいい!
などと、書きながら思っていました。
あと、前から薄々思っていたのですが、うさぎっぽい提督は相手によってボケたり、ツッコミになったり変化しているようです。
今回は阿賀野とかがボケてるのでツッコミが多くなりましたが、相手が陸奥とかだったらどちらかと言うとボケになっているような?
『軽巡洋艦一番艦の会』とか言う、訳のわからないものがまたできてしまいました。
それに、目安箱の裏側で『軽巡洋艦の会』なるものが形成されつつあるようですね。
思いつきで書いちゃった『軽巡洋艦の会』は、その時だけで後はスルーしようと思っていたのですが、コメントでの反応があったのでどこかで拾えたらと思います。はい、これから中身を考えます。
こんな感じで、長々と読んでくださりありがとうございました!
↓応援(クリック)よろしくお願いします!(by 阿賀野)
まーいいや、と言う方は読み飛ばして頂ければと思います。
漣語がよくわからなくて、うまく書けているかどうかわかりませんが、漣のウザさ(褒め言葉)が出ていればいいなと思います。
『大和農園』と『武蔵農園』は元ネタがあります。
それでは、艦これ公式4コマ第5巻111ページを開いて、そこからちょっと読んで行ってください(丸投げ!)
……丸投げはよくないので、ちょっと説明します。
大和と武蔵がトラック泊地にいた時、生鮮食品が手に入りにくかったようです。
そのため、乗組員が陸地で畑を作っていたことから、それらを『大和農園』や『武蔵農園』と呼んでいたとか。
このネタを思い出したので、思いつきの行き当たりばったりで投入したのが昨日の目安箱になります。
こんな感じで、補足終わります。
阿賀野の目安箱3

阿賀野
「提督さん!」
うさ擬提督
「おお、阿賀野! 忙しそうにしていたね。何か用かい?」
阿賀野
「『軽巡洋艦の会』を作るのにいろいろ伝達していてね。みんなで集まる場所を確保したり、軽巡たちに周知させたり。でも、それは今はいいの! 目安箱に投書があったから持ってきたわよ」
うさ擬提督
「思った以上に前向きに『軽巡洋艦の会』が形成されていっている」
阿賀野
「今回も複数の投書があったわ。目を通して、順番にしてみたから読んでみて」
うさ擬提督
「順番があるのか? と言うか、ちょっと思っていたんだけど、わざわざ投書する必要のないこともあるような気がするのだが」
阿賀野
「提督さんだって忙しくて不在な時があるでしょう。それに直接言いにくいことも、手紙に書いたりすると伝えやすかったりするじゃない。だーかーらー、必要なのよ!」
うさ擬提督
「そうですか」
阿賀野
「そうよー」
うさ擬提督
「納得していいのかどうか。とりあえず、読んでいこう。『提督、なかなか面白い試みをしているようね。折角なので私も利用させて頂きます。そうは言っても、突然なので何を書いたらよいものかしら。もう少し考えてから、相談事を書こうと思います。では。 加賀』――え? おしまい?」
阿賀野
「一通目はそれでおしまいよ」
うさ擬提督
「ただの手紙じゃないかー! 加賀よ、本気なのか、呆けているのか、どちらかわからないぞ!」
阿賀野
「次を読んでみて」
うさ擬提督
「出だしからツッコミが必要な手紙が来るとは思わなかった。えっと、『相談事を考えてみたのだけれど、ひとつ思い出しました。最近、誰かに見られているような気がしています。何か用なのかと思って誰何しようとしても、逃げてしまいます。ようやくこの間、後ろ姿を目撃できました。お団子頭の軽巡洋艦でしたね。問い質そうとしても、逃げられるばかりで埒があきません。可能なら真相を突き止めてもらいたいのだけれど、いかがかしら? 加賀』――お団子頭の軽巡洋艦……那珂か」
阿賀野
「もう、那珂ったら何やってるのかしら?」
うさ擬提督
「仕方がない。那珂を呼んでくれ。直接聞くとしよう」
――那珂を呼び出し中――
那珂
「那珂ちゃん、参上! 提督、お仕事ですかー!?」
うさ擬提督
「那珂よ。お前のやっていることはすでにわかっている。白状しなさい」
那珂
「どきっ!? もしかして、勝手にミニライブをしようとしていたことがばれちゃった!? 提督ぅ、今回だけは見逃してぇ!」
うさ擬提督
「ライブするなら、ちゃんと申請してからって言ってあるでしょ! ……じゃなくて、最近、加賀に付きまとっているようだね?」
那珂
「なぁんだ、そのこと?」
うさ擬提督
「加賀が困っているようだよ」
那珂
「那珂ちゃんとしては敵情視察も重要かなって。アイドルにライバルはつきもの! 壮絶なアイドル戦争を生き残るには敵を知ることも大事なんだよ!」
うさ擬提督
「アイドル戦争って……まぁ、いいや。つまり、加賀を付け回していたのは、勝手にライバル視した故の行動だったと?」
那珂
「シンプルに言うとそうゆーこと!」
うさ擬提督
「ちなみに何で加賀がライバルなんだい?」
那珂
「提督、知らないのー!? 『加賀岬』だよ、『加賀岬』! 認めたくないけど、認めてこそ成長できる。あれの登場で那珂ちゃんの盤石なアイドルとしての地位が揺らいでしまったんだよ! これは対策を立てねばと、敵情視察を敢行しましたっ!」
うさ擬提督
「なるほど、なるほど……って納得できるかー!」
那珂
「きゃあ、顔はやめてー!」
うさ擬提督
「何もしていないのに、言いがかりはやめなさい!」
阿賀野
「まぁまぁ、提督さん、落ち着いて。那珂、もう加賀のことを付け回したら駄目よ。那珂はそのままで十分アイドルとして輝いているんだから。自信持ちなさい!」
那珂
「阿賀野ちゃん! うん……そう、そうだね! 阿賀野ちゃんの言う通りだ。那珂ちゃんの今までのアイドル人生で培ってきたこと、そしてファンのみんなを信じなきゃ駄目だよね!」
阿賀野
「そうよ!」
那珂
「うん、那珂ちゃん頑張るよ! ありがとう、阿賀野ちゃん」
うさ擬提督
「お取り込み中、申し訳ないのだが、問題解決ということで次に行こう、次」
那珂
「那珂ちゃん、ミラクルパワーアーップ! ああ、今なら何でもできる気がする!」
うさ擬提督
「わかった! わかったから、後で聞くから、とりあえず先に進ませて! えー、こほん、『もうひとつ相談事を思いつきました』――ってまた加賀かい!」
阿賀野
「提督さん、大事な投書を投げつけないでちょうだい!」
うさ擬提督
「阿賀野が順番にしてみたって言っていたのは、加賀の投書を並べたってことか。なになに、『もうひとり、私のことを見ている子がいます。萩風なのだけれど、何か用かと問い質そうとしたら、こちらも逃げてしまいます。ずっと見られているのは流石に気になるので、できれば理由を知りたいと思うの。よろしくお願いするわ。 加賀』」
阿賀野
「萩風はどうして加賀を見ているのかしらね?」
那珂
「那珂ちゃんと一緒でライバルだと思っているんだよ!」
うさ擬提督
「そんな訳あるかっ!」
那珂
「じゃあ、ファンの追っかけだねっ! ……しまった! 四水戦の子が加賀ちゃんのファンになってしまった!? 四水戦の子達によるバックダンスが崩壊してしまう!? やっぱり那珂ちゃんってばピンチ!?」
うさ擬提督
「那珂は置いといて……阿賀野、萩風を呼びだしてくれるかい?」
阿賀野
「了解です!」
――萩風を呼び出し中――
萩風
「あの……萩風、何かしましたか?」
阿賀野
「大丈夫よ。ちょっとお話を聞くだけだから」
うさ擬提督
「単刀直入に聞くよ。最近、加賀を追いかけてるみたいだね。理由を聞いてもいいかな?」
萩風
「あっ! ご、ごめんなさい……その、ちょっと確認したくて」
うさ擬提督
「確認?」
萩風
「はい……加賀さんの髪型を見ていたんです。参考にしたくて」
うさ擬提督
「そう言えば、萩風は加賀と髪型が似ているね」
萩風
「ありがとうございます。加賀さんにはよくして頂いていたので……それで、ちょっと加賀さんの真似をしてみました。でも、うまくできているか心配で、加賀さんの髪型を見て研究をしようと……」
うさ擬提督
「なるほど。那珂の言うファンの追っかけはあながち間違っていなかったと言うことか」
那珂
「那珂ちゃん、正解!? やったね! もしかして、那珂ちゃん、アイドルだけじゃなくてバラエティでも活躍できる可能性が!? どうしよう! クイズ番組とかに呼ばれちゃうかも~」
うさ擬提督
「加賀がなぜ萩風が自分を見ているのか不思議に思っていたようだよ」
萩風
「あ、すみません。加賀さんによくして頂いたのに、私、大事な時に助けられなくて……だから、声をかけてもいいのか迷っちゃったんです」
うさ擬提督
「今言ってたことを話したら、加賀も喜ぶと思うよ。表情には出ないと思うけど」
萩風
「そうでしょうか? 迷惑じゃないかしら?」
阿賀野
「そんなことないわよ! 慕ってもらえるなんて嬉しいことよ。きっと喜ぶわ!」
萩風
「司令、阿賀野さん、ありがとうございます。次に加賀さんに会ったら話してみますね」
うさ擬提督
「ぜひそうしなさい。よーし! 投書ももうないようだし、今回もこれで解決だな。と言うか、投書の差出人がすべて加賀だったんだが」
阿賀野
「お疲れ様、提督さん」
うさ擬提督
「まぁ、いいか。終わって清々しいところ申し訳ないのだが、阿賀野」
阿賀野
「なぁに?」
うさ擬提督
「また、服をこんなところに置いているぞ」
阿賀野
「阿賀野、置いていないわよ。たぶん」
うさ擬提督
「だんだん弱気になって、目をそらすんじゃない」
酒匂
「ぴゃあ、しっつれいしまーす! 司令、私の服、預かってくれてたの! ありがとー」
うさ擬提督
「酒匂! え、これ、酒匂のなの?」
酒匂
「そう。ちょっと前に隣の秘書艦室で着替えて、司令に会いたいなーと思って、それを持ったまま司令の部屋へ来て忘れて行っちゃった。もう、司令がいないのが悪いんだよー」
うさ擬提督
「私のせいなの!?」
阿賀野
「ほらぁ。私の服じゃなかったでしょう」
うさ擬提督
「急に自信たっぷり偉そうになったな、阿賀野」
酒匂
「司令、今、お仕事? それとも、休憩? 休憩中なら酒匂とお話しよう!」
阿賀野
「目安箱の投書も終わったし、阿賀野、『軽巡洋艦一番艦の会』のことを伝達してくるね! 行ってきまぁす」
那珂
「那珂ちゃんも戻ろうっと」
萩風
「萩風も失礼しますね」
うさ擬提督
「……は? え? 『軽巡洋艦一番艦の会』って何、それ!? 『軽巡洋艦の会』ではなく!?」
酒匂
「司令、今日のお夕飯は何にするー?」
うさ擬提督
「酒匂、ちょっと離して。阿賀野! ちょっと待って! 行かないで! せめて詳細を――」
酒匂
「ねぇ、ねぇ、司令ってばぁ」
うさ擬提督
「阿賀野ぉぉぉぉ!」
感想とか
阿賀野の目安箱、第3回目でした。
ほとんどノリで書いているのですが、大丈夫かなぁ?
一応、漠然としてはいますが、毎回テーマらしきものを決めています。
1回目は『おっかなびっくり、思いつきでとりあえず進めてみようの回』。
2回目は『ちょっとした事件を解き明かしてみようの回』。
3回目は『投書がすべて同じ人からだったよの回』。
こんな感じでした。
今回の内容について、投書は加賀さんからでしたね。
そして、なぜか四水戦にもてもて(?)になってしまいました。
萩風は加賀が沈没した時に乗組員を助けたりしていたようです。なので、優しい萩風なら加賀自身を助けられなかったことを気にしたりしているのかなーと思いながら書きました。
髪型を真似ているとかは、私の勝手な創作なので悪しからず。実際はどうなのかはコニシ先生や運営さんに聞かねばわかりません。
加賀沈没の時に赤城も沈没したわけですが、それも看取っていたようなので、ハーフアップの上側で加賀さんの髪型をそして髪を垂らした下側で赤城の髪型を現わしているとかだったら、なんかいい!
などと、書きながら思っていました。
あと、前から薄々思っていたのですが、うさぎっぽい提督は相手によってボケたり、ツッコミになったり変化しているようです。
今回は阿賀野とかがボケてるのでツッコミが多くなりましたが、相手が陸奥とかだったらどちらかと言うとボケになっているような?
『軽巡洋艦一番艦の会』とか言う、訳のわからないものがまたできてしまいました。
それに、目安箱の裏側で『軽巡洋艦の会』なるものが形成されつつあるようですね。
思いつきで書いちゃった『軽巡洋艦の会』は、その時だけで後はスルーしようと思っていたのですが、コメントでの反応があったのでどこかで拾えたらと思います。はい、これから中身を考えます。
こんな感じで、長々と読んでくださりありがとうございました!
↓応援(クリック)よろしくお願いします!(by 阿賀野)

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