模様替え

陸奥
「突然呼び出したりして、一体私に何の用なのかしら？」

見た目はうさぎな提督　→参照【うさぎ（？）提督のカテゴリー】
「この執務室を見てほしい。何か気付かないか？」

陸奥
「いつもと変わらないように見えるけど？　まぁ、桐箪笥は結構な値段だったようね」

見た目はうさぎな提督
「そこも含めて全体を見てほしい！　そうだ！　グラーフ（レベル97）も呼ぼう！！」

～幕間～

グラーフ
「Admiral、私をお呼びだろうか？」

見た目はうさぎな提督
「グラーフ、ちょっとそこに立ってくれないか？」

グラーフ
「よくわからないが、いいだろう」




見た目はうさぎな提督
「どうだい、陸奥。これで言わんとしていることが伝わるはず……」

陸奥
「え～っと、そうねぇ……白い、わね」

見た目はうさぎな提督
「そう、白い！　驚きの白さだ！　そして、寒々しい」

陸奥
「提督、寒いの苦手だものねぇ」

見た目はうさぎな提督
「寒いの大敵、強敵、駄目、絶対！」

グラーフ
「私のせいでAdmiralを凍えさせていたのか。すまない」

見た目はうさぎな提督
「それは違う！　グラーフは何も悪くないぞぉ！！」

グラーフ
「それなら、いいのだが」

陸奥
「でも、この部屋、冬らしくていいじゃない。季節には合っていると思うわよ」

見た目はうさぎな提督
「季節感がない服装の者に冬を諭されてしまった」

陸奥
「白い部屋が嫌なら、模様替えしちゃえばいいんじゃない？」

見た目はうさぎな提督
「さすが陸奥はみなまで言わなくても話がわかるな。と言う訳で、模様替えを手伝ってほしい」

霞
「ちょっといつになったら練度上げするのよ、このクズ！　レベル65になってから放置ってなめてるの！？」

見た目はうさぎな提督
「おお、霞ちょうどいいところに来た。模様替え手伝って」

霞
「はぁっ！？　何で私がそんなことしないといけない訳ぇ！」

見た目はうさぎな提督
「大丈夫。重い物は力持ちな戦艦陸奥がやってくれるから心配するな」

霞
「そんな心配していないわよっ！」

見た目はうさぎな提督
「それじゃあ、ちゃちゃっとやってしまおう」

霞
「私の言葉は無視！？」

模様替え完了

陸奥
「模様替え完了ね♡」

グラーフ
「何だか暖かみが増したな」

霞
「……何で手伝わされてんのかしら、私」

見た目はうさぎな提督
「おお！　こちらを向けばこたつ、あちらを向けば暖炉。この暖かさ、これが私が追い求めていたティル・ナ・ノーグ……」

霞
「何訳の分からないこと言ってんのよ！　大体、壁紙は春仕様じゃない！」

見た目はうさぎな提督
「だって春めかしくて、暖かくなりそうでいいじゃないか。それに陸奥の掛け軸と色合いがばっちり」

陸奥
「あら？　私のため？　嬉しいことしてくれるわね」

見た目はうさぎな提督
「この模様替えでグラーフの血色もよくなること間違いなし」

グラーフ
「ああ、ここは暖かいな。このこたつとやらも素晴らしい」

見た目はうさぎな提督
「そう！　こたつは素晴らしいのだ。こたつと言えば猫！　猫と言えばこたつ！　ささ、グラーフ、君ももっと日本に馴染めばいい」（提督は自称猫です）

グラーフ
「ふむ、なるほど。勉強になる」

霞
「はっ！？　この模様替えでこいつがこたつから離れなくなったら、私の練度上げが遠のくことに……」

見た目はうさぎな提督
「霞は熱心だねぇ。きっと改二が楽しみなんだな」

霞
「はぁっ！？　そんなことあるわけないじゃない！」

見た目はうさぎな提督
「そうか、そうか」

霞
「私の話を聞きなさいよぉ！！」

寸劇おしまい

漫画が間に合わないなら文章で補えばいいじゃない！

と言うことで、こんなことをしてみました。

ブログやってる提督さん達も艦娘とおしゃべりしている様子を載せていらっしゃる方が多いので真似てみました。
ただ、ひなたがしゃべるのでは上手くいかないので、うさぎ(？)提督を召喚してみました。

艦娘の口調などには気をつけたつもりですが、どうでしたでしょうか？
少しでもクスッとしたり、楽しんで頂ければ幸いです。

執務室を見る度、雪が降りそうな部屋だなーと思っていたのでこんな形で変えられて良かったかもー。
皆さま、リアルでは暖かくして艦隊指揮に臨んでくださいね。


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