2016
01/14
22:57
阿賀野の目安箱
Category : うさ擬提督
阿賀野の目安箱

うさ擬提督
「何か用事があると言っていたね?」
阿賀野
「そうなのよ、提督さん! なんと、阿賀野、目安箱を作ってみました!!」
うさ擬提督
「……目安箱? 何となく嫌な予感がするような、しないような。それをどうする気だい?」
阿賀野
「本当は提督さんに許可をもらってからがいいと思ったんだけど、びっくりさせようと思ってぇ。提督さん、驚いたぁ?」
うさ擬提督
「驚いた、驚いた。びっくりするくらい私の質問に対する説明がなくて驚いた」
阿賀野
「そう? 良かったぁ。実を言うと、ちょっとだけ能代にも手伝ってもらっちゃったんだけどぉ」
うさ擬提督
「うんうん、能代がとても頑張って、ちょっとだけ阿賀野が手伝っている光景が目に浮かぶよ」
阿賀野
「提督さん、逆よぉ。阿賀野がとーっても頑張って、ちょっとだけ能代が手伝ってくれたのよ」
うさ擬提督
「うんうん、能代がとーっても頑張って、ちょっとだけ阿賀野が邪魔している光景が目に浮かぶよ」
阿賀野
「だからぁ、阿賀野が頑張ったんだってばぁ! もう、意地悪言うなら目安箱のこと教えてあげないわよ」
うさ擬提督
「ごめんごめん」
阿賀野
「まぁ、いいわ。えっと、目安箱を設置してね、みんなの気持ちを聞いちゃおうっていう訳なのよ。もちろん匿名でもいいってことで。それで、提督さんがみんなが困っていることとかを解決しちゃうのよ。ほら、人数も増えてきたし、喧嘩とかしたら駄目でしょ。そういうのを防げば、艦隊の士気も上がると思うの!」
うさ擬提督
「やっと本題に入ったと思ったら、私が中心みたいなのに勝手に進めていたんだね」
阿賀野
「だから、それは驚かせようと思ってぇ」
うさ擬提督
「しかも、仕事が増えたっぽい?」
阿賀野
「提督さん、みんなのためにも必要なことだと思うの。提督さんはここの鎮守府を守り、艦隊を導いていかなきゃならないんだから、しっかりしてよぉ」
うさ擬提督
「阿賀野に諭された! もちろん、私にできることはする所存だよ。もし、目安箱に投書があったら言ってくれ」
阿賀野
「じゃじゃーん! さっそくお便りが来ちゃいましたぁ!」
うさ擬提督
「もう来てるの!?」
阿賀野
「驚かせようと思って、すでに設置済みよ」
うさ擬提督
「阿賀野はたまにできる子だね」
阿賀野
「でしょでしょー。阿賀野、頑張ったんだから」
うさ擬提督
「『たまに』が耳に届いていなかったようだ」
阿賀野
「それでは一通目をどうぞ!」
うさ擬提督
「えっと、どれどれ。『最近、さらに寒くなってきました。そのせいか、提督がこたつに入っている時間が長くなっています。そのことは良いのですが、こたつで寝てしまうと風邪をひくかもしれません。身体が資本なんですから、気をつけてくださいね。 鳳翔』」
阿賀野
「そうよぉ、提督さん気をつけてよねぇ」
うさ擬提督
「……思いっきり私のことじゃないかー! 鎮守府がーとか艦隊がーとか言っていたのに思っていた以上に私的なことな気がする! しかも、匿名かと思いきや思いっきり名前が書いてあるし! でもって、こたつで寝てるのは阿賀野もだろう!」
阿賀野
「阿賀野も気をつけるから、提督さんも気をつけてよね!」
うさ擬提督
「ワカリマシタ」
阿賀野
「はい、次どうぞ!」
うさ擬提督
「まだあるんだ。なになに、『このところ出撃することが減りました。練度も上がり切ったし、仕方がないと思っています。でも、たまには北上さんと一緒に出撃したいなー。まったく、提督ってば融通が利かないわね。あ、ごめんなさい、つい本音が。時々でいいので、北上さんと一緒に敵を海の底に沈めたいです♡ 北上さんの○○Iより』」
阿賀野
「まるまるあいさん? 一体誰が投書したのかしら? これは相手がわからないと要望に答えられないわね」
うさ擬提督
「文脈で一目瞭然だから! しかも、最後に『まる・まる・I』って書いてあるけど、『まる』を『アルファベットのオー』にしたらそのまんまだから! 隠せてないから!」
阿賀野
「ああ、なるほど! 大井ね! さすが提督さん」
うさ擬提督
「褒められた気がしない」
阿賀野
「提督さん、たまには大井を出撃させてあげてよね!」
うさ擬提督
「善処します」
阿賀野
「それじゃあ、これで最後よ」
うさ擬提督
「読むよー。『青葉、見ちゃいました! 夜な夜な5500t級と思われる軽巡洋艦が1隻、重巡洋艦寮付近で叫んでいたのです! 熊野さんは〈そんな馬鹿は放っておきなさいな〉と仰っていましたが、摩耶さんがかなり怒っちゃっていて何とか鳥海さんが押し留めているところです! 早急に対処が必要かもしれません! 青葉、引き続き取材致します!』」
阿賀野
「川内ったら夜戦が本当に好きよねぇ」
うさ擬提督
「さすがに阿賀野でも誰のことかわかるんだね」
阿賀野
「当たり前じゃない! でも、差出人は誰かしら? 匿名すらないみたいね」
うさ擬提督
「一番最初に書いてあったでしょ!」
阿賀野
「あ、あったわ」
うさ擬提督
「やっぱり、抜けているなぁ。とりあえず、川内は夜戦にでも連れて行ったら、ちょっとくらい収まるでしょう。近々、出撃してもらうとするかー。摩耶は後で機嫌を取っておこう」
阿賀野
「何だか軽巡系の子に関する投書が多かったわね」
うさ擬提督
「高速戦艦の会や正規空母の会みたいに、軽巡洋艦(重雷装巡洋艦含む)の会でも作って意見交換するのもいいかもしれないよ」
阿賀野
「それ、いいわね! 早速、能代達にも相談してみるわ」
うさ擬提督
「無茶して、能代に迷惑かけるなよー。まぁ、任せたよ」
阿賀野
「任せておいてっ!」
うさ擬提督
「それにしても、最初にしては思った以上に投書があったな。もしかして、これって続けるの?」
阿賀野
「当たり前じゃない! 本番はこれからよぉ。続けて設置しておくわね」
うさ擬提督
「了解。そっちも任せたよ。ところで、阿賀野」
阿賀野
「なぁに、提督さん?」
うさ擬提督
「また服をこんなところに置いてー。能代に怒られるぞ」(※画像左下を参照)
阿賀野
「忘れてたぁ! ちょっと片付けてくるわね」
うさ擬提督
「はいはい。行ってらっしゃーい」
もしかして、これって続けるの?
ネタができたら続けます。
今日、思い立って作ったので、行きあたりばったりですが楽しんで頂けたらいいなー。
もうちょっとネタを練ってからアップしろよと思いながらも、新鮮なうちに(?)公開しちゃえの精神で載せました。
うさ擬提督の会話形式の創作、【今年もおしまいですねー】で手紙が届いたよというのを発展させてみました。
続けるとしても、続き物と言う訳ではないので、個別に楽しんで頂けるようにしたいと思います。
阿賀野はしっかりしているようで、やっぱり抜けていて、でもやっぱりしっかりしたところもあるかもしれないっぽいですね。
今後も頑張ってもらいましょう。
軽巡の会はあるんでしょうか? あってもおかしくないなー。でも、まとまりがありそうだけど、結構みんな自由にしていそうな気がします。
うちの場合は、やはり筆頭は阿賀野でしょうか。でも、後ろで支えているのは能代な気がします。
能代と神通は手のかかる姉を持ったしっかり者同士、
そんなやり取りを誰か書いて(描いて)下さい。自分で書け? ……頑張ります。
↓応援(クリック)よろしくお願いしまーす!(by 阿賀野)

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